企業は何を考えていい人材を取るのか

2017年10月15日

よく聞く言葉には「いい人材が取れればいいな」とありますが、今の時代にはなかなか難しいのではないでしょうか。考えてみればわかりますが、高望みをしているようなところに人が寄り付くのかということです。

そんなこと言っている場合ではないのは分かっているでしょうけど、日本企業もピンチな時代に入っています。そんなときにいい人材を取ることができるのだろうかと考えてしまいます。

ブラック企業の増加

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ブラック企業が生まれたのは1998年あたりです。このころは丁度バブル経済が崩壊して、不況になっている状態です。どうにかして会社を残そうと考えるところが多くなってきた関係で、賃金を安くしたりして、社員も一緒に頑張った時代でもあります。こんなときに仕事はしっかりするけども賃金だけは安いという今のブラックの元ができたわけですね。

ここで考えるべきことは、人間は成功体験をしっかりと覚えているということです。このやり方は実際に不況を乗り切るために成功しました。それにリストラを少しすることで会社は経費をうまく削減できたためうまくいったわけです。

ここから言えることは、経費を削減上手になった会社が増えたことです。それから、景気は回復へと向かっていきます。すると、削減を成功させた会社は今まで通りに賃金を安めでうまく運営を行っていき、会社の儲けが増えました。でも、一度得たものを使ってしまうこと、また不況で会社が危機になってしまうのは困るので、お金を貯めるということをします。

こうなると、社員にお金が回ってこないだけでなく、経済にも出ていかないことになります。こんな企業が増えればどうなっていくのかは予想付くでしょう。経済が停滞していくだけですね。自分たちで首をしめていることに気が付かないわけです。

経済が回らなくなれば、会社にもお金は回ってこない。でも、貯金はしたいし、会社をどうにかして残したいなどを考えていればお金を手放すことはないです。もっと厳しくなることを理解できていないわけですね。

これらが今のブラックが増えていく要因ではないかとみられます。不況の成功体験が今でも活用されているわけでも、働いている人はまた違った環境で育ってきた人に頑張ってもらおうとしても無理なのを理解すべきの企業が多すぎるところも問題です。

名だけの働き方改革

出典:CESS 働き方改革研究所

ブラック企業が増えているからこそ、働き方改革だとして始まりました。でも、実際には進んでいるのかが疑問になる内容です。働き方改革といってもどこを変えるのかといったら、長時間労働であるとか残業だというところですが、経済が回らないのはどこなのかといったら、賃金の安さですね。

お店ではどんな感じなのか

別にお金に困っているわけない企業でその金額かと求人票を見れば、誰もが言葉を失うでしょう。そうなったときに人はやる気を出すのかというところでしょ。賃金が安くっても仕事を受けますか。

例えば、時給900円しかよこさない飲食店があったとしましょう。仕事内容は配膳、レジ、皿洗いをやれといわれたところで仕事量が多くないかと考えるでしょう。それも、ショッピングモールなどの忙しいお店ならどう思いますか。忙しいわけですよね。それも仕事が多いわけです。だけど、給料はとても少ないわけですよ。やりたいと思いますかと問いたいわけです。

どんなに時給なんだといっても仕事量がしっかりと決まっていないと困りますよね。飲食店であるから用途によって変わるのは分かりますが、ボーナスとして今月は頑張ったといって、称賛することをすればいいだけでしょ。それも、フランチャイズではなければできるはずです。でも、しないところが多いわけです。

人間を何だと思っているのか

人を何だと思っているのか、わかりますか。ロボットです。ロボットとして使えるようにしか思っていないわけです。誰も育つわけがありません。人間として感情があるのを考えないで働かせているわけですから。

このようなところに行く人も減っていくだけでなく、引きこもりが増えたり、無職が増えていくわけですね。怖いですもの。仕事をするとコキだけ使われると。

逆に今までそのようにやってきたことによって、部下にも同じような態度をとる方もいます。それが部下に部下に浸透していけばどうなるかわかりますか。いい子は育ちません。悪い方向に育つわけです。上司がしっかりとフォローできたり、教育ができるようにしなければいけないわけですね。

でも、企業に都合がいいような人間ではなく、しっかりと自立できるような若者を育てる努力を企業はしていくわけです。ビジネスマンだからこれはできないとではなく、少しずつでも会社の雰囲気を変えてくれるような人材を育てる努力こそ、働き方改革ではないでしょうか。

同じ会社員からアイデアは浮かばないのと一緒で、同じような考え方ではイノベーションを起こすことは不可能に近いでしょう。

人材を育てないのにいい人材は手に入らない

「可愛い女性徒につきっきりのドイツ語教師可愛い女性徒につきっきりのドイツ語教師」[モデル:Max_Ezaki 河村友歌]のフリー写真素材を拡大

最初の本題に戻りますが、いい人材が欲しくてたまらない企業が多いです。でも、実際はどうでしょうか。なかなか見つからないのではないでしょうか。それはなぜかというと、実際に企業が人材を育てていないからです。

企業にとってのいい人材って何でしょうか。都合がよく働いてくれること、それとも仕事を頑張ってくれることなのでしょうか。どの定義の話なのか全く分からないわけですね。いい人材になるのは簡単な話ではありません。もし、いい人材が企業にとって都合がいい人間なら、あきらめたほうがいいでしょう。

なぜかというと、企業側がしっかりと人材と向き合っていないからです。どこが向き合っていないのかというと、労働条件をしっかりと確立しているかという話になります。企業側がしっかりとした体制を整えずにどの口が言っているのかとなりますよね。

ただでさえ、ブラック企業といわれる会社が多くなってきているときに労働環境は今まで以上に重視されるわけです。そんなときに相手の意見のみで動く人間はいないでしょう。それか無理していることでしょう。会社を辞めればキャリアに傷がつくわけですから。

いい人材が欲しいのなら、しっかりとした教育体制と労働体制を整えることから始めましょう。そうでなければ、違う会社に行かれても文句は言えませんし、人材が良くないとなってもそれは企業側にも責任があるわけです。

教育をすることが間違っている

人材を教育させるときにどんなことを重視しているのでしょう。それは社畜化されるような教育のところも多いでしょう。なぜなら、仕事をしっかりとやってくれるだけでなく、安く使えるわけです。コスト削減に貢献してくれると考えるからです。

でも、実際に敵になったときに不利なのは企業側だと気づくことも重要です。今まで無理をして働いていたけど、無理になってきて会社を辞めたとしたときに今までの働いた分を請求されて、どうもできないのは企業側なわけです。そこまで考えて教育をしているのかということです。

もし、そのようなことをしていれば、長期的に見れば企業が損しかしません。社員の口コミというのが一番危険なわけです。あの企業がブラック企業だとといわれれば、人材ところか商品もどうなるかわかりません。商品だけが売れてもそれを販売、生産する人材がドンドンやめていけば、企業はしっかりと回らなくなっていきます。今いる人数で回すというのも、無理があります。早く気が付いた方がいいです。

人間ができる仕事の量というのは決まっています。それ以上やれば、いつ体調を崩すなり、過労死するなりわかりません。そんなことで信頼をもっとなくしていき、負のスパイラルに陥るのを見たいですかと聞いても、なりたくないというでしょう。なら、しっかりと対策をすることです。

今の企業教育で重要なのは、もし他社に行ってしまっても生かせるような技術が身に着けさせることです。でも、それが企業の脅威になってしまうのを恐れるなら、独自の技術ではなく、社会を乗り切っていくために必要な技術を身につけてもらうことです。なぜかというと、会社を離れて、違う会社でしっかりと会社の違いを知った上で戻ってくる確率があるなら会社としてはとても有益になるわけです。自社以外はどのような環境なのかを聞き出すことが可能なわけです。

それはもしも、違う企業から来た人にも違いを理解してもられば、会社の評判は上がります。それもいい意味での違いには今の日本には効果的です。少しでもためになることを教育に入れることで教育をしたいという人材が増えていけば、会社は人材が豊富になるだけでなく、新規事業に手を出すことが可能になってくるわけです。

教育機関との連携が必要

日本の教育では全く社会に出る準備を行わずに社会という空間に出されるわけです。大学に行けばある程度準備をしている余裕がありますが、高校で就職をしてしまうと全く準備ができていない状態から見知らぬ地へと出るとどうなのかということです。

会社というものを知らないとなれば、結構厳しいでしょう。わからないという不安に押しつぶされていくだけでなく、会社が恐ろしくなってくることもあるでしょう。それはしっかりとなくしていく必要があります。

実際企業と連携している教育機関も多数ありますが、高校と提携しているのはあまり見ません。高校は普通科目を勉強している普通科が多いためか、大学や専門学校に進学するのを前提にカリキュラムが組まれているからでしょう。一方で商業や工業を科目としているところはそのまま就職する可能性があるため、実践的に使えるものをカリキュラムとしているところが多いです。

こう見るだけでも、大学や専門学校を進学してから就職することを予知したかのようなカリキュラムになっています。この状況だと社会人が減ってしまう可能性があることを考えておりません。あくまでも技術を習得してから社会にはばたく若者が多いわけです。

なぜこのようなことになっているのかというと、技術がないといい職に就けないというところでしょう。学生には奨学金が借金としてあるわけですので、少しでもいい職に就くために大学や専門学校に勤めたり、周りからの後押しによって大学に進学するわけです。

大学や専門学校では社会に必要な知識や常識などを身に付けることができないのも、連携が足りない点や社会の常識というのがどんなことなのかがわからないからでしょう。社会の常識といっても本当にそれが常識なのかという疑問も生まれてきますが、今回は触れずに後日その話については触れていきます。

このことより企業と教育機関がしっかりと連携をして人材を育てる努力をしていくべきではないでしょうか。

この記事を書いた人

マサカズ
Information times運営者の一人です。
趣味はアニメ鑑賞・音楽鑑賞・読書です。
経済・ガジェットなど様々な分野に興味を持っているので、様々な視点から発信していきます。

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2017年10月15日経済, 労働

Posted by マサカズ