日本中ブラック企業だらけ そんなブラック企業の内部ってどんな感じ?

2017年12月19日

日本中にブラック企業が増えてしまっていることはよくわかりますよね。でも、実際にどこがブラックでどこが違うのかって認識しにくいのが現状です。逆にホワイト企業が全然ないかもしれないという危険性もあります。

そんなブラック企業の内部ってどんな感じなのかを紹介していきます。

ワタミってどうなの

出典:ワタミ

ブラック企業大賞に選ばれたからというもの、ブラック企業認識を持たれた企業です。ブラック企業といっても様々なのですが、大体が時間外労働の場合が多いです。そして、ワタミもそのようなことをしたのは確かなことです。しかし、それは本当に行われたのかということです。もし、内部は異なったとしても社会への浸透は恐ろしいものです。

一度広がってしまうと改善するのは容易ではないわけです。ワタミも今では問題ない企業まで成長しましたが、ブラック企業になりかけていたのは確かなことです。ワタミのことを書いた本「ワタミの失敗」という本があります。実際にワタミはブラックなのかというのを詳しく書いてある本になります。

ここで書かれていたのは、本当にブラックなのかどうかです。一度言われるとそのままイメージがブラックといわれるかもしれない。でも、それは間違いで、認識を変えることも必要だということです。

ブラックだと思って入社したら、そうでもなかったという現象が起きるのは人間の認識によるものです。あくまでも仮説にすぎないのです。だからこそ、ブラック企業に敏感な時代であるからこそ、情報を取捨選択していかなければならないのです。

ファーストリテイリングはブラック?

出典:wikipedia

ファーストリテイリングといわれてもどのような会社なのか意識しにくいでしょうけど、「ユニクロ」といえばすぐにわかりますね。そうなんです、ファーストリテイリングは「ユニクロ」と「GU」を運営している会社です。この会社は創業者が社長としてやっている会社です。一度手放したのですが、運営がうまくいかなくって、もう一度社長として戻ってきた少し特殊な会社ですね。例にはジャパネットたかたもその1つです。

ファーストリテイリングにもブラック企業で調べるとよく出ている1つです。それは仕事内容にあります。ユニクロの戦略的にも1つの商品を大量に生産して、一定の時期ですべて売り払う戦略をとっています。

そのため、売り切れをしたらごめんなさいという感じです。ユニクロでは売り切れで在庫がないということが起きます。それは、お店で売る必要があるものをすべて店頭で並べているからです。そうすれば、在庫が多く見せることができるので販売に向いているわけです。

そうやって、売上を作っているわけです。でも、問題ですね。大量に並べるってことは店員に負担がかかっているのではないかと。特に、種類は思いのほか多いのがユニクロです。それを全て並べているわけですから、相当大変でしょう。それに、低価格戦略をとっているので1つに対してそこまで利益が入ってくるわけではないので、数を多く売ることがお店に求められるわけです。

でも、そんな簡単には売れないのがアパレル業界。ただでさえ、消費が落ちている中で一番消費を落としやすいのがファッションなわけです。このような経済活動の影響もあって、お店の売り上げが落ちます。それが何店舗も続くと赤字になる可能性も出てくるので、何が何でも売らせることをします。それが店員に負担をかけます。

今のブラックの定義ではブラック企業認定をされてもおかしくありません。ユニクロに多いというほど、店員もいるわけもなく、売り上げを上げることばかり考えなければいけないのですから。

という風に、低価格で顧客であるお客さんに提供できるのには何かしら理由と問題があることを消費者である私たちも認識していかなければいけませんね。

ラーメン屋って仕事はきついそうだけど、ブラックなの?

今ではラーメン屋はどこにでもあるようなお店ですね。そして、はやくってうまいが基本的なものだと認識されているのもあります。

そのため、クレームも多く、客層もまちまちです。ラーメン屋に行くとつい、速く出てこないかなとソワソワしてしまうことありませんか。これがその産業の印象というわけです。

例えば、コンビニに行くと偉そうな態度をとるような人がいるとします。といっても、ほかのレストランに行くと急に静かになるわけです。なぜこのようなことが起きるのかは、コンビニは自分よりも下の人がいると考えるのと、レストランではまた違った印象を得て、位が上だと考えるわけです。

この判断は人によって異なりますが、いきなり違うお店に行くと偉そうになる人もいるのは、自分の中で基準があって、ここなら大丈夫だと思われていることです。

ラーメン屋にもこのような印象で印象通りにいかないとクレームとして文句を言うわけですね。これが労働者に負担をかけるだけでなく、経営者から早く商品を出すことをせかされてしまうと労働者に負担はもっと上がっていくわけです。

このようにラーメンを提供するのは早めにしないといけないといわれ、時間との勝負になるわけです。でも、ラーメン屋は回転が命のため、時間との勝負がもっと必要になってきます。いつでも時間に追われているようになるわけです。それによって、労働者に負担がかかるだけでなく、精神的にもやられてきます。重労働になるわけです。

ラーメン屋は産業的にブラックになりやすいです。特に人手不足なお店はブラックになっておきます。また、原価が全体的に高いので人件費を安くすることを考えます。もっと負担がかかってきます。あまい世界ではないことがわかるでしょう。

コンビニってなんであんなにも低賃金で仕事をさせるの?

出典:みんなの水素水

コンビニがなぜ低賃金なのかご存知でしょうか。ほとんどが、仕事が簡単だからではと答えるでしょう。でも、実際は違います。運営的な面からもあることを知っておきましょう。

コンビニはフランチャイズというのは本部があり、システム使用権と看板を使用できる権利を得ています。その代わり、本部にロイヤルティという使用権利を支払うだけです。どういうことかというと、このブランドを使用させてもらう代わりに使用料としてお金を支払いますよということです。

たとえば、コンビニ業界トップのセブンイレブンが本部です。そこにセブンイレブンのブランドを使いたいたぬき商店があったとしましょう。たぬき商店は個人事業主というセブンイレブンと別の会社なわけです。そんな、たぬき商店はブランド使用できる権利を得ました。これがフランチャイズ契約です。別の会社がコンビニブランドを使用することを合意して契約をしました。これでたぬき商店は自由にセブンイレブンのブランドを使用できるようになりました。だがしかし、たぬき商店は使用料としてロイヤルティを振り込まなければならなくなりました。これが交換取引なわけです。

セブンイレブンとなったたぬき商店は好調な売上でお店自体は潤っているといいたいのですが、ロイヤルティで半分以上使用料を取られているので、たぬき商店は人件費を支払うのがきつくなってきました。たぬき商店の月々の費用は人件費と水道光熱費、廃棄にかかる費用、仕入価格など様々なです。この中で削るのは人件費しかありません。売り上げを上げるのは努力が必要で、なかなか上げられません。それだけでなく、周りにライバル店が増えてきたのも影響しています。

このような事態に陥った時に経費として掛かる人件費を削減することが先決であると会社は考えるので、最低賃金まで時給を下げることでどうにかやりくりしているのです。これがコンビニの仕組みです。

また、コンビニは1つの地域に多くのコンビニを集中的に出店するドミナント戦略を行っているので、周りにコンビニだらけでお客を集めるのに一苦労なところも影響しているでしょう。

この仕組みが変わらない限り、コンビニは低賃金であり、最低賃金を維持し続けるでしょう。

日本企業がブラック企業に染まる理由

日本企業が不正をしたり、長時間労働をさせたりすることが報道されることが多くなってきましたね。最近では、日産やスバルが検査員を無資格の人が行ったりすることが問題になりました。ただし、この2社は30年ほど前から行っていたため、今回の内容とは少し違います。ここでいうのはここ10年の話です。

1990年代は丁度バブルがはじけた時期です。そして、不況になってしまった時期でもあります。ここから就職氷河期が始まったわけです。勤めることさえも苦労するし、物価は下がり経済はよろしくない状態になってしまったわけです。

当然、会社の売り上げも減少するので、給料を支払うお金がなくなるわけです。コンビニのところで触れましたが、経費の中で一番高いのが人件費なわけです。どうにかして削減したいのが人件費です。ここで日本の昔からの精神がよみがえるわけです。頑張れば会社を立て直せると。そして、周りと合わせることが多い日本人は給料が減らされることは会社を存続させるためには必要なことだと認識をして、会社の要望に応じることになります。ここまではいいのです。

そこで成功体験を社長はしました。いわゆる、会社の存続ができるようになったわけです。でも、お金はそこまでない。なら、お金がないように装うことで人件費を支払わないようにしてもいいじゃないかと考え、会社は人件費を大幅に減らします。

そして、不況が終わっても成功体験を忘れられないのでそのまま人件費を削る方針で決まっています。どの企業も真似をし始めるのです。そして、労働者は安い給料の中からいい企業を探し出すことになります。なぜかというと、周りも同じように経費を削減して生き残った会社が多いからです。

現在でも同じように人件費を削減しているわけです。それも不況から回復があまりよろしくなことが現在の日本企業をブラックにしている要因です。また、不安を持たせているところもあり、内部留保というお金を企業がためてしまうことが起きます。いつ、どこで、会社がつぶれるかわからない。だから、お金をためておいて万が一のために備えるのです。

景気が良くなり、経済が循環すればこのような考え方のビジネスモデルは通用しなくなります。景気がいいのに何でこんだけという現象が起き始めるからです。現在、政府が進めている賃金上げでこのビジネスモデルがなくなれば、ブラック企業は他の企業に遅れをとることになるので、ブラックバイトなどがなくなってくる可能性が見て始めたのです。

今後の日本はどうすればいいの?

ブラック企業がつぶそうとしても簡単にはつぶれることはありません。相手もプロなわけですから、ある程度の攻撃は痛くもかゆくもないのが本音だったりします。

ではどうすればいいのかというと企業全体で取り組んでいく必要があるでしょう。働き方改革が騒がれなくなった今では各企業がブラック企業に対抗していくことで人手不足になります。そして、お店がつぶれることになれば考え直すことになるでしょう。そうしないといつまでたっても新しい発想にはたどり着けなくなります。

これが難しい点であり、なかなか実行できない点でもあります。イノベーションという言葉をよく聞きますが、イノベーションは同じような競争に巻き込まれていては行うことができません。斬新な考え方と常識にとらわれないことが重要になります。そのためにも分野の違う産業が入ることによって違った視点が生まれてくるでしょう。

だからこそ、今の企業体制を見直す必要があるわけです。違う産業の会社が参入してくると日本企業は対応できなくなるだけでなく、長年やってきたキャリアが違うことで勝負をして負けることもあります。それが日本企業の弱点でもあることを認識していくことがイノベーションを起こすうえで重要ではないかと考えます。

まとめ

日本企業がブラックになるというのは周りに対抗して企業の強みをなくしたり、低価格帯にすることで顧客であるお客様を取り戻そうと安易に考えることでしょう。

また、消費者である私たちにも影響してくるのが価格を求めて購入をしてしまうことです。商品の価値をしっかりと見極め、価格と相当な条件を得られるのかということを考えていかなければなりません。

ユニクロで買い物するのも、長期的に考えると損をしていることになりますし、安いところの製品は長持ちしなかったり、買い替えが頻繁に起こることを頭に入れて消費することで商品自体の価値が維持され、低価格帯と勝負することもなくなります。

そして、日本企業にはマーケティング能力が足りないのも影響しています。販売はマーケティングと逆といわれ、お客様の望むものを作るわけではなく、売れる方作るのです。マーケティングはお客様の望むものを作り、売って行こうとするわけです。

最終的に言えることは消費者である私たちがブラック企業を作っているので、取捨選択が強いられる事態になったことを忘れずに覚えておきましょう。

この記事を書いた人

マサカズ
Information times運営者の一人です。
趣味はアニメ鑑賞・音楽鑑賞・読書です。
経済・ガジェットなど様々な分野に興味を持っているので、様々な視点から発信していきます。

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2017年12月19日経済, 労働

Posted by マサカズ